まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

4/7 密を避けつつ桜咲く京都丹後鉄道駅めぐり

この日は京都丹後鉄道の駅を巡りました。この日より緊急事態宣言が発令されたので、この日を最後に5月いっぱい、ほとんど出かけることはありませんでした。

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福知山停車中のKTR301

宝塚を7:14発丹波路快速福知山行き2711M(クハ222-6106)で出発し、福知山でタンゴ・エクスプローラー30周年記念企画きっぷを購入してから9:13発普通宮津行き105D(KTR301)に乗車。行こうと思えばいつでも行ける場所にある路線でしたが、ちゃんと乗るのはこれが初めてです。

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公庄駅

まずは5駅目の公庄で下車。築堤上にある無人駅で、ホーム上に頑丈そうな待合室があります。愛称は「渡船場の駅」で、駅のすぐそばを流れる由良川の渡船場に由来するそうです。駅周辺には人家がそれなりにありますが、平成30年度の一日平均乗車人員は0人とのこと。訪問時は桜が満開でした。昭和49年までは駅の西側に北丹鉄道の公庄駅が存在したそうですが、特に痕跡などは残っていないようです。

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福知山市民病院口駅

公庄10:02発普通福知山行き108D(MF101)で福知山市民病院口へ。宮福鉄道北近畿タンゴ鉄道時代は「厚中問屋」を名乗っていた駅で、平成27年のWILLER移管の際に改称されました。一見複線区間の駅のようにも見えますが、ホームのない右側の線路はJR山陰本線です。開業年次が新しいためか、幹線である山陰本線よりも支線である宮福線の方が規格が良さそうに見えます。愛称は旧駅名の「厚中問屋駅

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福知山運転所

次の列車まで一時間ほどあるので、徒歩で隣の荒河かしの木台へ。駅の福知山方には宮福線車両基地である福知山運転所があります。このため、かつては荒河かしの木台止まりの列車も設定されていましたが、平成19年3月ダイヤ改正で廃止されています。

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荒河かしの木台駅

ホームは相対式2面2線で、地下通路により結ばれていますが、駅舎はありません。駅の西側には「かしの木台」というニュータウンがありますが、そちら側には出口が無いので不便そうです。この駅も福知山市民病院口と同様に山陰本線との並行区間にあり、JRからの直通列車は当駅の手前で渡り線を通って宮福線へと乗り入れてきます。

愛称は「かしの木駅」でそのまんまです。

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二俣駅

荒河かしの木台11:19発普通宮津行き107D(MF201+MF101)で二俣へ。駅舎はありませんが、駅入口に公民館が建てられています。愛称は「和紙の里 猿田彦神社前駅」で、ホームの向かいに猿田彦神社の鳥居が見えます。平成30年度の一日平均乗車人員は0人で、公民館の方も人の気配がなく、建物の汚れがやたら目立ちます。

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牧駅

二俣11:50発普通福知山行き112D(MF102)で牧へ。築堤上にある相対式ホームの駅で、駅舎はありません。駅周辺は田園地帯ですが、ホームの位置が高いだけあって見晴らしなかなかのものです。愛称は「サケの遡上駅」で、駅近くの牧川にサケが遡上してくることに由来します。

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大江高校前駅

牧12:28発普通宮津行き109D(KTR301)で大江高校前へ。いかにも鉄建公団線といった趣の無機質な高架駅です。駅名の示す通り府立大江高校の最寄り駅で、通学生の利用があるため宮福線の中間駅では最大の利用者数を誇ります。ただし大江高校までは600mほど離れているため駅から直接は見えません。愛称は「元伊勢外宮駅」

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下天津駅

大江高校前12:56発普通福知山行き114D(MF101)で下天津へ。大江高校前同様に鉄建公団線らしさを感じさせる無機質な高架駅です。愛称は「はななみ峠駅」で、駅近くの瘤木集落にある花並山と花並峠に由来します。訪問時は駅前の桜が満開でした。

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宮村駅

下天津13:28発快速大江山3号803D(KTR302)で宮村へ。築堤上にある相対式ホームの駅で、宮津市街が近いためか建物も多く開けた印象を受けます。訪問時はこの手の駅では珍しく同業者と遭遇しました。宮津市内の駅のため愛称は設定されていません。

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大江山口内宮駅

宮村13:30発快速大江山2号802D(KTR708)で大江山口内宮へ。福知山市大江町宮津市の境界付近の山の中にある駅で、駅前には大江山国定公園案内所のほかに建物はなく、集落は少し離れています。今年2月14日放送の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」では秘境駅として紹介され、団長安田さんが調査に来ました。

愛称は「元伊勢内宮駅」で、駅近くの皇大神社に由来します。宮福線の駅には珍しくホームは島式です。

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宮津駅

大江山口内宮13:54発普通宮津行き111M(クモハ112-5305)で宮津へ。宮福線宮舞線・宮鶴線の3線が乗り入れる丹鉄のターミナル駅で、駅舎2階には丹鉄の本社も入居しています。北口駅舎は平成2年の宮津線3セク転換時に改築されたもので、宮津市の玄関口だけあって広い待合室を備えています。

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宮津駅南口

小ぶりな南口駅舎は昭和63年の宮福鉄道開業時に建てられたもので、早朝・夜間は閉鎖されます。いかにも裏口といった感じで駅前は住宅街で、商店等はありません。

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西舞鶴駅

宮津15:28発普通西舞鶴行き232D(KTR803)で終点の西舞鶴へ。城下町として栄えた舞鶴市西舞鶴(丹後田辺)の玄関口で、JR舞鶴線との乗換駅です。JRの駅舎は平成11年9月に改築されたガラス張りの橋上駅舎で、西口の片隅に間借りするように丹鉄の駅舎があります。

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西舞鶴に留置されるタンゴエクスプローラー

西舞鶴駅に隣接して丹鉄の車両基地である西舞鶴運転所があり、公道から見える位置にタンゴエクスプローラーが留置されています。車体の錆がひどく、最近はほとんど運用されていないようで今後が気にかかります。

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特急たんごリレー7号

西舞鶴16:37発普通豊岡行き241D(KTR801)で帰途に就きます。宮津で17:11発特急たんごリレー7号福知山行き4006D(KTR8011)に乗り換えて福知山へ。福知山からは18:12発丹波路快速大阪行き2776M(クモハ224-6013)で宝塚へと帰りました。