まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/13 全線開通前日の常磐線(いわき~富岡)駅めぐり

今日は皆さんご存知のようにJRグループダイヤ改正が行われたわけですが、やはりなんといってもこのダイヤ改正での目玉と言えるのが震災以来9年間不通となっていた常磐線が全線開通したことでしょう。東京~仙台を常磐線経由で走る特急ひたちも復活し、復興への大きな一歩となりました。旅行好きの一学生たる自分にできることと言えば福島県の特産物を買ったり、現地に旅行してお金を落とすことくらいですが、一日でも早い復興のために微力ながらも応援していきたいと思います。

 

さて、ダイヤ改正の前日ですが、全線開通を翌日に控えた既に復旧している区間(いわき~富岡)の駅を巡ってきました。

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いわき駅 改札口

高田馬場を4:48発山手線外回り403G(クハE234-21)で出発し、日暮里5:13発常磐線快速勝田行き321M(クハE530-4)と水戸7:03発普通いわき行き529M(クハE500-1003)を乗り継いでいわきに到着したのは8:35。この先富岡方面の次の列車までは40分以上あるので一旦改札を出ます。もちろんいわき駅構内のあちこちに全線開通を知らせる装飾やポスターがありましたが、思っていたほどではありませんでした。

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竜田駅

いわき9:22発普通富岡行き671M(クハE531-4001)に乗車し、まずは竜田で下車。双葉郡楢葉町の役場最寄り駅で、震災当日より営業を休止していましたが、平成26年6月1日に営業を再開。平成29年10月21日に隣の富岡駅が営業を再開するまでの3年間、終着駅としての役目を果たしました。楢葉町全域への避難指示は平成27年9月5日に解除されており、駅周辺にも新しい建物が建つなど、少しずつ元の暮らしを取り戻しつつあるのが感じられます。駅舎は昭和13年2月に改築されたもので、現在隣に橋上駅舎を建設中です。木造駅舎が消えるのは残念ですが、駅裏が復興拠点となっているので橋上化は復興への追い風となりそうです。

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久ノ浜駅

竜田10:12発普通いわき行き670M(クハE530-5001)で久ノ浜へ。いわき市の前身の一つである旧双葉郡久之浜町の駅で、駅名と地名では表記が異なります。POS端末設置の業務委託駅でしたが、この日の15時限りで窓口の営業を終了して無人駅となりました。

駅舎はどっしりとした大きなもので、かつての町の玄関口らしい風格が感じられます。

海が近い地区だけあって久之浜町も震災による津波で大きな被害を受けましたが、駅までは津波が到達しなかったようです。

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富岡駅

久ノ浜10:43発普通富岡行き673M(クハ651-101)で終点の富岡へ。双葉郡富岡町の玄関口で、震災による津波で駅舎が流失、津波対策のため北に約100m移設の上で平成29年10月21日に営業を再開しました。駅舎には物販・飲食店「さくらステーションKINONE」が併設されています。事前にもっと下調べしておけばここで昼食を取れたのですが、生憎折り返しのため滞在時間は20分ほど。ここで食べるのは次来たときの楽しみに取っておきましょう。その代わりと言ってはなんですが、お土産に「桃の煌き 白桃ゼリー」を購入しました。

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代行バスと富岡駅

駅前には代行バス乗り場があり、乗り納めをする人たちで行列が出来ていました。この代行バスの営業もこの日までですが、結局一度も乗る機会がありませんでした。

また、富岡駅は全線開通以降は特急「ひたち」の停車駅となり、Suicaも利用可能となりますが、「Smart Station for EXPRESS」の導入によって無人化されます。このため、券売機には行列ができていましたが、後ろに大勢並んでいるにも関わらず券売機を独占して大量発券するのはやめてほしいものです。

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草野駅

富岡11:28発普通いわき行き672M(クハ650-4)で草野へ。昭和29年に平市に編入され、昭和41年の合併でいわき市となった旧石城郡草野村の駅で、久ノ浜のものを少し小さくしたような木造駅舎があります。この駅も久ノ浜同様に3月14日より無人駅となります。福知山線になじみの深い自分にとって、草野駅と言えば福知山線にある駅の方ですが、ややこしいのは常磐線にも福知山線にも同じく広野駅があることです。「郡山→福島」の経路が東北でも関西でも成立することばかり有名ですが、「草野→広野」も福島と兵庫の両方で成立するのです。

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末続駅

草野12:17発普通広野行き675M(クハE531-1021)で末続へ。地元の請願により昭和22年6月1日に開業した駅で、戦後型の木造駅舎が比較的良い状態で残っています。地元の人に愛されている駅のようで、待合室は綺麗に保たれており、ホームには花を植えたプランターが並べられて明るい雰囲気です。ホームに掲げてあったキャッチコピーは「末ながく花と緑と青き海が続く駅」

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四ツ倉駅

末続12:52発普通いわき行き674M(クハE530-2021)で四ツ倉へ。いわき市の前身の一つである旧石城郡四倉町の駅で、昭和30年までの町名は「四ツ倉町」でした。駅舎は最近ではめったに見ないような横に長いもので、立派な上屋がかつての栄華を感じさせます。海に近い駅ですが、津波の被害は受けなかったようです。

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木戸駅

四ツ倉13:30発普通富岡行き677M(クハE531-1021)で木戸へ。楢葉町南部にある無人駅で、竜田駅と同時に営業を再開しました。隣の広野駅との間にはJヴィレッジ駅があり、全線開通に合わせて常設駅に昇格しましたが、臨時駅だったこの日の時点では駅名標の隣駅欄には「広野」の文字がありました。駅舎は昭和11年6月に改築されたもので、車寄せの柱が歴史を感じさせます。

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広野駅

14:16発普通いわき行き676M(クハE530-2021)で広野へ。「東北に春を告げる町」がキャッチフレーズの双葉郡広野町の玄関口で、いわき方面への折り返し列車が一日6本設定されています。昭和12年改築の駅舎は小さいながらもどっしりとした雰囲気の木造駅舎で、妻面にも出入口があります。平成23年10月10日の運転再開から、竜田駅が営業を再開する平成24年6月1日までは当駅が終着駅としての役目を果たしており、仮設ホームが設置されていました。駅構内には童謡「汽車」の歌碑があり、歌詞に出てくる「広野原」が当駅付近のことを歌っているとの説明がありますが、あくまでも俗説で、はっきりとした証拠はないそうです。

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広野町役場内のチンタオサウルス

せっかく時間があるので駅近くの広野町役場へ。役場一階ロビーにはチンタオサウルスの骨格標本が置かれています。町内でチンタオサウルスと同種とされる広野竜の骨が見つかっていることにちなむもので、震災で破損しましたが、多くの人からの寄付によって修復され、町のシンボルの一つして親しまれています。

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広野駅で発車を待つ678M

広野駅に戻ると2番ホームには既に15:12発普通水戸行き678M(クハE530-2032)が停車していました。この列車で帰途に就きます。終点水戸の一駅手前・勝田では後ろに10両増結する際に電気が消えましたが、他の乗客は無反応でした。

水戸で17:32発普通上野行き448M(クハE530-21)に乗り換えて日暮里へ。この列車も土浦での増結時に電気が消えましたが、やはり日常茶飯事なのでしょうか、誰も反応しません。

日暮里からは19:34発山手線内回り1976G(モハE235-129)で高田馬場へと帰りました。今回開通した区間にもそのうち乗りに行かねばなりませんね。