まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

6/24 特急オホーツクで網走郷土博物館へ&釧網本線駅めぐり

この日は特急オホーツクで一気に網走まで移動し、午後は釧網本線の駅を巡りました。

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普通札幌行き2723M

恵庭を6:12発普通札幌行き2723M(クハ721-4201)で出発し、札幌へ。さすがは日本最北の百万都市だけあってこの時間からそれなりに人が乗っています。

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特急オホーツク1号

10分の乗り換え時間にキオスクで弁当を購入し、札幌6:56発特急オホーツク1号網走行き71D(キハ182-7556)に乗車。発車直前に乗ったので自由席は全て埋まっており、デッキに立ち客が出ていました。確保すべきは食事よりも指定席券だったのかもしれません。走り出してからしばらく経ってから車掌さんが回ってきたので、車内で指定席券を購入できるか聞いたところ、「可能だが発行に時間がかかるので、岩見沢で通勤・通学客が降りるのを待った方が良い」とのこと。

そして、岩見沢で3号車11Aの席を確保。ネカフェ泊で睡眠不足気味なので旭川までの区間で仮眠を取ります。

編成は遠軽方からキハ183-9561+キロ182-505+キハ182-7556+キハ183-1552

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遠軽で方向転換

信号場や駅跡にルピナスが目立つ北見峠を越え、10:28遠軽着。3分間の停車時間で方向転換を済ませ、引き続き網走を目指します。乗っていて思うのは、旭川まではあっという間なのに上川・白滝・丸瀬布遠軽留辺蘂・北見・美幌・女満別と停車駅間が異様に長いなということです。網走までの所要時間は5時間21分、狭い日本とはいうものの北海道内を移動するだけでこれだけかかるのですから全然狭くありません。

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終点網走に到着

12:17 終点網走に到着。北見で一気に降りてしまったため、3号車には自分以外に乗客一人が乗っているだけという寂しい状況でした。観光客が減っている時期というのはもちろんあるのでしょうが。

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網走駅

網走駅に来るのはこれで3度目ですが、1度目は宿泊だけ、2度目は乗換だけでいずれも日没後。明るい時間にゆっくりと駅舎を眺めるのはこれが初めてです。四角い駅舎は昭和52年12月改築。観光地として有名な特急の終着駅にしては小規模ですが、人口3万の都市の代表駅にしては立派な方でしょう。これから乗る釧網本線の列車は3時間後なので隣の桂台まで歩きつつ網走を観光するとしましょう。

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網走市

網走駅から東へ歩き中心市街へ。シャッターの下りた建物も多いですが、3万都市にしては立派な市街地です。歩道の屋根や山へ向かって少し傾斜のある道に昨年歩いた鹿角花輪の市街地を思い出しました。

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網走市役所

中心市街を通り抜けて網走市役所へ。ここまで来ると海が近いです。現庁舎は昭和39年9月1日より使用開始されたもので、設計は岡建築設計事務所。老朽化のため建て替えが決定しています。

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網走市立郷土博物館

釧網本線の踏切を渡って坂道を登り、網走郷土博物館へ。昭和11年に開館した歴史ある博物館で、設計はフランク・ロイド・ライトの弟子で北海道を中心に活躍した田上義也氏によるもの。赤いドーム屋根は市街地からも見えます。

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一階は剥製をメインに展示

内部も見てみましょう。一階は網走の自然に関する展示がメイン。海の生き物・山の生き物ともに実物の剥製・標本の展示数の多さに驚かされます。夜に見るとちょっと怖いかもしれませんが、写真映えするのはたしかです。

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らせん階段

二階にも上がってみましょう。構図の都合で分かりにくくて申し訳ありませんが、2階には屋上のドームへと続くらせん階段が設置されています。残念ながら上がることはできません。階段の踊り場にはステンドグラスもあり、ちょっと装飾過剰かなという気がしなくもないですが、戦前の輝いていた時代を感じさせてくれます。

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窓の外にキツネ

二階でアイヌに関する資料を見ていると、窓の外に何やら動くものが。博物館の裏庭とも言うべき場所にキタキツネがいました。網走市街地のすぐ裏ですが、自然豊かな場所に建っているんだなというのがよく分かります。

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博物館の前にはエゾリス

一時間ほどかけてゆっくりと室内を見終え、外に出て建物の外観を撮っていると、用事で博物館に来ていたらしい地元のおじいさんが「リスがいるよ」と教えてくれました。それも一匹ではなく、木の上で縄張り争いや追いかけっこをする様子も見られました。至近距離まで近づかず、ズームで撮る分には人間を察知して逃げたりしないものなのですね。展示だけでなく、本物の野生動物も身近に見れて、いい経験でした。

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桂台駅

博物館からぐるりと森を抜けて釧網本線桂台駅へ。板張りホームの簡素な佇まいだけ見ると山奥の秘境駅のようですが、網走市役所の最寄り駅で、屋根付きの階段を登った駅入口は交通量の多い2車線道路に面しています。網走の市街地には一番近い駅ですが、列車本数が少ないため存在感はやや希薄です。

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原生花園

桂台15:13発普通釧路行き4729D(キハ54-525)で原生花園へ。5月1日から10月31日までの期間のみ営業する臨時駅で、小清水原生花園の真っ只中に位置します。昭和39年に仮乗降場として開業し、53年に一旦廃止されるも62年に臨時駅として再開業したという経緯を持つ駅です。

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小清水原生花園

次の列車まで一時間ほどあるので小清水原生花園を堪能。高い草木もなく、荒涼としたオホーツク海に沿って延々と草原の広がる景色はいかにも最果てといった風情を感じさせます。夕方と言っていいような時間帯だったためか観光客も少なく、それなりに景色を楽しむことができました。

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南斜里駅を発車する4731D

原生花園16:41発普通釧路行き4731D(キハ54-522+キハ40-1736)で南斜里へ。途中の知床斜里で22分間停車し、後ろの車両は切り離されました。南斜里では男子学生が同じ列車から下車、自転車であっという間に森の彼方へと去っていきました。

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南斜里駅

南斜里は北海道らしい広大な畑の中にポツンとホームだけが存在する簡素な駅で、普通列車も下り4本・上り2本を除き停車しません。利用客が少ないことから、来年3月のダイヤ改正で廃止となる予定です。「秘境駅」として紹介されることも多い駅ですが、駅前に農家が一軒あり、見える範囲にも何軒かあるため、あまり秘境といった印象は受けませんでした。

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中斜里駅

30分ほど歩き、隣の中斜里駅へ。昭和4年に「猿間川(さるまがわ)」駅として開業した駅で、昭和25年に改称されています。駅舎は開業時からのものと思われますが、左側が減築されています。今でこそ棒線駅ですが、平成9年までは駅裏のホクレン中斜里製糖工場への専用線が分岐していたため、貨物輸送で大いに賑わったようです。無人の駅構内にはルピナスの花が咲き誇っていました。

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知床斜里

中斜里18:24発普通網走行き4732D(キハ54-519)で知床斜里へ。斜里郡斜里町の玄関口で、平成10年までは「斜里」を名乗っていました。駅舎は昭和46年1月改築の鉄筋コンクリート造平屋建てのいわゆる「国鉄モダニズム」のものですが、平成20年1月に改装されてスタイリッシュなデザインになりました。とにかく横に長いので全体像を写真に収めるのは大変です。世界遺産・知床への玄関口のため、駅前バスターミナルからは知床方面へのバスが出ています。

この日は知床斜里駅前の斜里第一ホテルに宿泊。風呂トイレは共用で、ホテルというより旅館といった感じでしたが、お部屋は広くて快適でした。