まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

10/14 津軽平野をドライブ

この日は近代建築や庁舎、保存車を求めて津軽平野をドライブしました。

 

前日夜21:30にバスタ新宿を出た弘南バスパンダ号が、弘前バスターミナルに到着したのは6:52。東京はまだまだ暖かったもののこちらはすっかり秋らしい寒さです。レンタカー営業所が開くのは8時なのであと一時間余裕があります。そこで15分ほど歩いて弘高下へ。

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弘高下駅

途中、私道っぽい砂利道に入って戸惑ったものの弘高下に到着。大鰐線のターミナル・中央弘前の隣駅で、駅名の由来になった弘前高校のほか、弘前大学の最寄り駅でもありますが、早朝と言うこともあって閑散としていました。駅舎は古びたコンクリ造で、JRの駅ではまずお目にかかれないような個性的なデザインをしています。

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中央弘前に到着

弘高下7:22発中央弘前行き1(7038)で中央弘前へ。こんな時間ですが始発列車です。通学時間帯なので混んでいるかと思いきや空席がある程度の乗車率で、さすがに大鰐線の将来が心配になります。

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中央弘前駅

到着した中央弘前は、弘前市の旧市街近くにある小さなターミナル駅。昭和がそのまま残ったかのような古い駅舎が現役で使用されています。確か再開発で建て替えられる計画があったはずですが、この駅舎もいつまで残るのでしょうか。その再開発によるものなのか、駅前は更地になっていました。

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岩木山

一駅だけの乗車を終えて弘前駅まで歩き、レンタカーを借りて出発。晴れていたのでこの日は岩木山が綺麗に見えました。

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高長根レクリエーションセンター

まずは最初の目的地、高長根レクリエーションセンターへ。ところが、ナビに案内されるまま現地に到着すると、バリケードに囲われていて解体工事中。弘南鉄道の保存車があったはずですが、もしかして見れないのでしょうか。

とりあえず航空写真で確認してみると、保存車へはもう一つ道がある模様。未舗装ではあるものの車で進んでいって停めれる駐車場もありそうなので、そちらへ向かいます。

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弘南鉄道クハ3773

保存車自体は囲われておらず近づくことができました。隣接する広い駐車場は近隣農家が作業する時の駐車場として使われているようです。車両は弘南鉄道クハ3773。昭和11年大井工場製の国鉄クハ65027をルーツとし、昭和35年に東横車輛で車体更新。昭和55年に弘南鉄道に譲渡され、平成11年まで弘南線で活躍していました。いわゆる東急標準車体のうち現存する貴重な一両です。

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西津軽郡鰺ヶ沢町役場

岩木山の麓の森を貫く道路を走って鰺ヶ沢へ。道中、毛並みの綺麗なキツネが轢かれて道に転がっていました。

到着した鰺ヶ沢町役場は昭和48年竣工のL字型庁舎。薬師丸ひろ子さん出演の映画「わさお」には鰺ヶ沢本町警察署として登場しました。鰺ヶ沢の焼きイカ店で飼われていたブサかわ犬わさおがブームになったのは十年も前のこと。今年6月の死去を受けて役場にも「ありがとう!!わさお」と張り出されていました。

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旧高谷銀行本店

続いて、つがる市木造へ。銀杏ヶ丘公園に車を停めて市街地を散策。高谷銀行本館は国の登録有形文化財。大正初期の建築で、窓の飾りが見事です。随筆「津軽」に書かれていたような雁木は無かったものの、木造市街には古い建物が多く残っています。

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五所川原市金木支所(旧北津軽郡金木町役場)

続いて五所川原市金木へ。金木と言えば太宰治の生家「斜陽館」が有名ですが、そちらはスルーして建て替え中の役場を中心に撮影。旧金木町役場は昭和44年竣工、左手前にちらっと写っているのが来年5月より使用開始される新庁舎です。

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支那そば定食(880円)

五所川原市の国道沿いにある大黒屋の支那そば定食で昼食。あっさりとしたスープに縮れ麺の組み合わせで、美味しかったです。

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大釈迦のキハ22029

腹ごしらえの後は、大釈迦のローソン裏手の津軽鉄道キハ22029とヨ14266を撮影。キャンプ場か何かの施設として利用されている様子ですが、蜘蛛の巣だらけでした。

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唐牛邸

浪岡の唐牛邸。渋さがたまらない洋風木造建築。惜しむらくは構図が限られてしまうところです。この近くの交差点にも古そうな商店がありましたが、警察が事故処理か何かをやっていて車を停めれそうになかったので写真を撮るのを諦めました

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平川市役所(旧南津軽郡平賀町役場)

弘前市を通り過ぎて平川市役所へ。昭和54年竣工の立派な庁舎で、正面の大階段を登った2階が入口という構造はとても人口2万の町が建てた役場とは思えません。真上から見ると矢印のような形をしていて、設計者が気になる面白い建物です。

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弘前学院大前駅

とりあえず予定していた建物はこれで全て見終え、残りの時間は大鰐線の駅を回っていきます。できれば列車で巡りたかったのですが、ナンバリングで新駅名標が導入されるようなので、早いうちに見ておいた方がいいだろうと判断し、車で全て見てしまうことにしました。列車での駅めぐりは就活終わってからになりそうです。

まずは弘前学院大前。コープと一体化した駅というより、コープの片隅を間借りしたような感じの駅です。

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聖愛中高前

続いて聖愛中高前。平成20年に「城南」から改称された駅です。

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千年駅

千年。本数の割に交換設備が多くて驚きます。駅舎は規模や細部こそ違うものの弘高下と共通するものが感じられるデザイン。

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小栗山駅

小栗山。弘前の市街地を出外れてのどかな感じです。現地に行って初めて「おぐりやま」じゃないと知りました

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松木平駅

松木平。夏が終わってしおれた向日葵と、夏が終わっても咲き続ける待合室の壁に描かれた向日葵。もうすっかり秋ですが、「夏の終わり」を感じさせてくれます

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津軽大沢駅

津軽大沢。大鰐線車両基地が置かれている運行拠点駅ですが、無人駅で、駅前には老人ホームがあるだけの寂しい駅です。

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義塾高校前駅

塾高校前。りんご畑の中にある学校最寄り駅。ちょうど下校時間帯でしたが、学生の多くはJRの石川駅まで歩いていくようで、こちらの駅は閑散としていました

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石川駅

石川。昭和61年に「新石川」から改称された駅で、こちらにも弘南スタイルの駅舎があります。駅名標をよく見ると「ISHIKAWA」表記なのに、隣駅は「ISIKAWAPURUMAE」といういい加減なローマ字表記。この表記ゆれの激しい駅名標が今回の駅めぐりの、直前に付け加えた目的でした。

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石川プール前

石川プール前。平成14年に開業した新しい駅ですが、駅前の温水プールが営業期間外と言うこともあってか人の気配がありません。

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鯖石駅

鯖石。ホーム上の古い待合室には列車を待つ人の姿がありました。義塾高校前以来久しぶりに見る乗客の姿です。大鰐線内の駅はどの駅もほとんど活気がなく、将来が心配になってしまいます。まあ車で駅めぐりしてて言える口じゃないですが

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宿川原駅

宿川原。山が近づいてきて津軽平野も端の方まで来たなと感じられます。石川プール前開業に合わせて移設されたこともあってホームだけ見ると新駅のようです

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大鰐駅

終点、大鰐。JR大鰐温泉駅に併設されていますが、駅舎は別にあります。ここまでずっと車で回ってきた罪滅ぼしに窓口で記念切符を購入しました。

余裕があれば津軽湯の沢まで行くつもりでしたが、暗くなってきたのでこの日はこれで終了。弘前へ戻る途中に日が暮れ、少し早めに車を返却しました。

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煮干し中華

その後は水(みくまり)分さんと待ち合わせて、弐代目 にぼShin 高崎店の煮干し中華で夕食。駅周辺を少し案内してもらってから終バスの時間と言うことでお別れしました。

 

帰りのバスは22:30発JAMJAMLINER JX932便。バスタ新宿には翌朝6:55着でした。