まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/23 吹雪の函館本線駅めぐり

北海道駅めぐり6日目は、函館本線長万部周辺の未訪問駅を片付けました。

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早朝の長万部駅

雪のちらつく中、長万部を6:28発普通函館行き2840D(キハ40-835)で出発。

幾度もの改装を経て生き残ってきた長万部の駅舎も北海道新幹線開業の際に取り壊される予定で、余命もあと数年です。

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山崎駅

山崎で下車。内浦湾を目の前に望むことのできる、海沿いの小集落の駅で、有人駅時代の木造駅舎が減築されながらも残存しています。減築されたのは昭和62年1月ですが、元の駅舎の建築時期は不明です。駅舎の半分は作業員詰所として使用されています。

遅れてやって来る下り普通列車を待合室で待っていると、「今、中でバナナ食ってたんだよ。お腹空いた時にでも」と、詰所にいた除雪作業員のおじさんからバナナを2本頂きました。寒い時期だからこそ、人のやさしさが一層心にしみます。

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国縫駅

8分遅れの山崎7:27発普通長万部行き891D(キハ40-1809)で国縫へ。昭和62年3月に廃止された瀬棚線の分岐駅で、昭和14年12月改築の古い木造駅舎が残っています。支線の分岐駅だけあって駅舎は立派で、かつては急行も停車していましたが、平成26年度の一日平均乗降客数は8人と少なく、栄枯盛衰といった感じです。駅前の集落にもあまり人の気配はありません。

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国縫駅 跨線橋

下りホームへは跨線橋で結ばれていますが、この跨線橋がかなり年季の入ったもので、今どき珍しい床が板張りのままのものです。

小沢駅の跨線橋ほどではないにしろ貴重なものなので、このまま一日数人が利用するだけの忘れ去られた駅として朽ちてゆくのはしのびないと思います。

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山崎駅でもらったバナナを車中で

国縫8:43発普通函館行き820D(キハ40-1809)に乗車し、先ほど山崎駅でもらったバナナを、車窓に広がる内浦湾を眺めながら頂きました。

本来南国の植物であるはずのバナナですが、今後はバナナを見る度に冬の朝の函館本線を思い出すことになりそうです。忘れられない思い出になりました。

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野田生駅

野田生で下車。郵便局や中学校もある、比較的大きめの集落にある駅で、昭和34年までは「野田追」という表記でした。駅舎は昭和63年12月改築の簡素なものです。

次の列車までは約一時間、予定では次の列車までここに滞在する予定でしたが、地図を見たところ山越まで歩いて行けそうだったので、山越まで歩いて列車に乗ることにしました。

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山越集落

野田生を出たときは晴れていたものの、国道5号を山越へ向けて歩くうちに風がどんどん強くなってきました。ちょうど向かい風なので、雪が顔にあたって目も開けていられないほど。山越集落に入る頃には軽く吹雪と言ってもいいような状態になっていました。

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山越駅

無事山越駅に着けるか不安になりましたが、次の列車まで15分ほど残して何とか到着。駅舎内に逃げ込んで一息つきました。

平成元年改築の駅舎はかつてこの地にあった、日本最北の関所「山越内関所」を模したデザイン。中には関所を再現した模型も置かれています。駅名は開業時「山越内」でしたが、一年と経たずに改称されています。

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中ノ沢駅

山越10:37発普通長万部行き821D(キハ40-1803)で中ノ沢へ。明治37年に「紋別」として開業し、大正3年に改称された駅で、昭和62年1月にヨ3500形車掌車を転用した貨車駅舎に改築されています。デッキ部分の窓が埋められず3枚とも残っているなど、仕様としては宗谷本線の貨車駅よりも江差線の貨車駅の方に近く、やはり道南という感じがします。江差線にあった貨車駅のうち、同じくヨ3500形車掌車を転用した吉堀、桂岡、中須田は既に廃止されているため、道南においてはここが現役最後の車掌車駅舎です。

もっとも、仕様が違うとはいえ、道東や道北に行けばまだまだたくさん残っているのであまり希少価値を見出す人はいないでしょうが。

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そばの合田 カツ丼セット かけそば

引き続き、吹雪の中を一時間歩いて長万部へ。駅前の「そばの合田」のカツ丼セットで昼食。吹雪の中を歩いた後で食べたということもあるのでしょうが、これまで食べた中で一番美味しいカツ丼でした。衣のサクサク具合やタレのしみ具合がちょうど良かったです。

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二股駅

長万部13:18発普通倶知安行き2943D(H100-8)で二股へ。昭和62年1月改築の駅舎はワラ1型有蓋貨車の側面をくり抜いて出入口を設置したもの。北海道の貨車駅と言うと車掌車を種車とするものが目立つので、有蓋貨車を種車とするものは新鮮に見えます。

吹雪は沿岸部よりも一層激しく、視界が全然効きません。よくまあ列車が動いているなと思えるほどの悪天候です。案の定、次の列車は遅れてくるとの放送が入りました。

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二股駅に2938Dが到着

6分遅れで到着した二股13:59発普通長万部行き2938D(H100-1)で長万部へ。激しい吹雪のため徐行運転しているようで、警笛が聞こえてから列車がやって来るまでにだいぶ時間がかかりました。

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八雲駅

長万部で14:35発特急北斗12号函館行き12D(キハ261-1214)に乗り換えて八雲へ。

二見郡八雲町の玄関口で、特急を含めすべての列車が停車します。駅舎は昭和44年10月改築の鉄筋コンクリート造平屋建て。

北海道新幹線開通の暁には、町の中心部から離れたところに新八雲駅が建設される予定ですが、その時この駅はどうなるのでしょうか。

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蘭越駅で発車を待つ2953D

2分遅れの八雲16:04発特急北斗15号札幌行き15D(キハ261-1208)で長万部へ。長万部からは16:38発普通小樽行き2953D(H100-1)に乗車。

長万部を発車する前に「吹雪と強風のため途中の区間で速度が上昇しないことが見込まれます」との放送が入り、どうやら吹雪は先ほどよりもひどくなっている様子。

黒松内では吹き溜まりや倒木の箇所について指令センターに連絡し、3分遅れで発車。この日に限り発着番線を1番線に変更していた熱郛では6分、目名では7分と、進むにつれて遅れ時間が増えていきます。

蘭越には17:41着、蘭越倶知安間で緊急の除雪を行った影響で対向列車が遅れており、その到着を待って25分遅れの18時ちょうどに発車となりました。

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夜の倶知安駅

倶知安には23分遅れで18:36着、この日はSMART HOTEL KUTCHANに宿泊し、北海道駅めぐり最後の夜が暮れていきました。翌日最終日は駅めぐりよりもバスの旅がメインとなります。