3/23 青春18きっぷで東海道・山陽をひたすら西へ(太平洋ベルト限界乗り鉄再び)
去る3月15日、日田彦山線彦山駅の駅舎がBRT化工事に伴って解体されるとの報道がありました。日田彦山線については前から気になってはいたものの、おりしも金欠ということもあり、就活が終わってから行こうかと考えていました。しかし、まだ見ぬ駅舎が解体されるとなると話は別です。しかも、彦山駅の駅舎は名駅舎として名高い駅舎で、これは見ないと間違いなく後悔しそう。というわけで、急遽北九州へ向かうことになりました。前述のように金欠で、ちょうど青春18きっぷが2日分残っているのでこれを行き帰りに充てることにします。
高田馬場を始発で出れば、ちょうど最終列車で小倉に到達できます。以前やって「二度とやりたくない」と思った太平洋ベルト限界乗り鉄をもう一度やる羽目になるわけですが、お金が無いので仕方ありません。まあこんなのは若いうちしかできないわけですし、これも経験です。
高田馬場4:38発山手線内回り0360G(クハE234-19)、品川5:10発東海道線小田原行き725M(モハE230-3505)、小田原6:22発東海道線熱海行き723M(クハE230-6005)、熱海6:49発東海道本線普通浜松行き425M(クハ210-5031)と乗り継いでひたすら西へ向かいます。何度も乗っている区間の上、混雑で車窓が見にくいので特に面白いことはなく、吉原周辺では雪を被った富士山が綺麗に見えましたが、あいにくカメラが故障中なのでスマホで2枚撮って終わりでした。
浜松で9:24発東海道本線豊橋行き925M(クハ312-2316)に乗り換え。ちょうど前回の限界乗り鉄の時に乗ったのと同じ車両でした。
豊橋10:02発東海道本線新快速大垣行き5317F(クハ312-307)は、前を走る普通列車が笠寺で急病人対応をしたため、金山に6分遅れて到着し、終点大垣には8分遅れで到着。
しかし大垣11:42発普通米原行き3213F(クハ312-411)への乗り換えには支障なく、米原12:20発新快速姫路行き米原3263M(モハ224-12)、姫路15:03発普通播州赤穂行き975M(クモハ224-1)と順調に乗り継いでいきます。長時間の乗車をちょうどいい読書の機会と捉えて講談社文芸文庫の「デカメロン」を図書館で借りてきていたので特に退屈することはありませんでした。乗り慣れて車窓をわざわざ見る必要のない路線の電車内だと読書が捗ります。
相生15:25発普通三原行き1323M(クハ115-1068)はいつもなら結構混む列車ですが、この日はすんなり座ることができました。だいぶ遠くに来た気がしますがここからが長いのです。
糸崎では18:29発普通徳山行き373M(クモハ226-43)までしばし時間があるので、気分転換を兼ねて駅舎の外へ。いつも変わらぬ立派な佇まいの駅舎ですが、窓口が閉鎖されてすっかりさびしくなってしまいました。駅舎だけはいつまでも残ってほしいものです。
広島の手前から寝たり起きたりを繰り返しながら、徳山で21:59発普通下関行き3365M(クハ115-3018)に乗り換え。一般に静岡の長さが苦行として語られることが多いですが、日が暮れて外が見えないし、列車の本数が少ない分、広島・山口を横断する方がキツいように個人的には思われます。しかも、ダイヤ改正による減便で、日中は東北本線の仙台支社管内並みに乗り継ぎが悪くなってしまいました。じり貧の北海道を除けばJR各社の中でも仙台支社と広島支社はダイヤの酷さが際立っているような印象を受けます。
下関からは23:51発普通小倉行き5233M(クハ411-210)でラストスパート。終電が繰り上げられても一日で小倉まで行ける状態が変わっていないのは喜ばしい限りです。
小倉に到着後、快活クラブ小倉駅南口店に宿泊しましたが、外から酔っぱらいの喧嘩の怒声が聞こえてきたり、夜中にガサガサ音を立てる連中がうるさかったりで熟睡できるような環境ではありませんでした。前回泊まった時もガサガサうるさい奴に遭遇しましたし、やはり歓楽街の中にあるネカフェは魔境だと感じます。