まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

4/2 桜咲く姫新線駅めぐり(古見・坪井・美作千代・美作落合・美作追分・中国勝山・久世・富原)

この日は青春18きっぷ姫新線の駅を巡りました。

逆瀬川を5:07発普通西宮北口行き2(5002)で出発し、西宮北口5:20発普通新開地行き5(7586)、高速神戸5:56発直通特急山陽姫路行き9053(8230)、姫路7:05発普通三原行き1305M(クハ115-1032)、上郡7:51発智頭急行線普通大原行き729D(HOT3521)、佐用8:32発普通津山行き2825D(キハ120-334+キハ120-335)を乗り継いで津山へ。

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古見駅

津山からは10:07発普通新見行き859D(キハ120-343)で古見へ。田園地帯の中にあるホームだけの無人駅で、昭和33(1958)年4月1日に開業しました。民家の裏手に隠れるようにひっそりと存在しています。駅名は明治22年の町村制で大庭村が成立するまで存在した大庭郡古見村に由来します。大庭郡は明治33年4月に真島郡と合併して真庭郡となり、大庭村は明治38年9月に河陽村と合併して川東村となりました。川東村は昭和30年1月の合併で落合町となり、平成17年3月31日の合併で真庭市となりました。

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坪井駅

古見10:56発普通津山行き858D(キハ120-328)で坪井へ。相対式ホーム2面2線の交換可能駅で、駅前とホーム上の大木が印象的です。かつては木造駅舎がありましたが、平成7年2月にプレハブ駅舎に改築されました。駅前には真新しい住宅があります。開業時の所在地は久米郡大井西村で、明治22年の町村制までは中北上村でした。大井西村は坪井上、坪井下、中北上の3村が合併して誕生したもので、駅名は出雲街道坪井宿として栄えた隣接する坪井地区から取られています。大井西村は昭和27年8月1日に大東村と合併して大井町となり、昭和30年1月の合併で久米町、平成17年2月28日の合併で津山市となりました。

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茶店 ジュゴン

次の列車まで2時間以上あるので歩きます。岡山の県北にも春が訪れており、桜は満開でした。途中、「ジュゴン」というレトロな感じの喫茶店を見つけ、ちょうど昼時だったので焼きそばをいただきました。白ネギが入っていて美味しかったです。

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美作千代駅

桜や津山市久米支所(旧久米町役場)などを見ながら歩いて美作千代へ。押縁下見板張りの渋い木造駅舎が残る駅です。大正12年8月21日開業時に建てられたもので、来年で築100年を迎えます。大変すばらしい駅舎ですが、惜しむらくは駅前ロータリーに植え込みがあって構図が限られてしまうことでしょう。このロータリーも昭和30年4月28日完成の古いものなので、仕方ないことではありますが。

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美作落合駅

美作千代13:01発普通新見行き861D(キハ120-359)で美作落合へ。平成17年3月31日の合併で真庭市となった真庭郡落合町の玄関口ですが、町の中心は旭川の対岸にあります。開業時の所在地は久米郡河陽村で、明治22年の町村制までは西原村でした。かつては木造駅舎がありましたが、平成17年5月にコミュニティ施設との合築駅舎に改築されています。交換可能駅で、簡易委託の窓口が設置されているため、周辺駅と比べるとまだ主要駅といった感じがします。町の玄関口だけあって利用者も周辺駅よりは多く、実際、他の駅では見かけなかった利用者を結構目にしました。

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美作追分駅

美作落合13:59発普通津山行き860D(キハ120-343)で美作追分へ。大庭郡(真庭市)と久米郡津山市)を隔てる山の中にある無人駅です。平成8年3月改築の駅舎は地域活性化施設「キリタローの館」との合築で、広くて天井の高い待合室があります。キリタローは当地が濃霧地帯であることにちなんだマスコットキャラクターで、施設は木工体験のイベントなどで使用されるようです。駅名は姫路と出雲を結ぶ出雲街道から岡山とを結ぶ備前往来が当駅付近で分岐していることに由来します。

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追分公園からの景色

次の列車まで一時間以上あり、駅前の「追分公園」という山が気になったので登ってみました。急な斜面の所々に顕彰碑などが建っていて、頂上には養蚕神社という小さな神社がありました。登るのはしんどかったのですが、景色は綺麗で季節によっては山ツツジを楽しめるようです。

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中国勝山駅

美作追分15:17発普通中国勝山行き1863D(キハ40-2133)で中国勝山へ。三浦氏美作勝山藩2万3千石の城下町として栄えた真庭市勝山町の玄関口で、約半数の列車が折り返す運行拠点駅です。駅舎は昭和42年10月改築の鉄筋コンクリート造平屋建てで、平成12年5月に和風に改装されました。駅舎内には簡易委託の窓口と観光案内所があります。

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よごすまい 汽車は 世界の友が乗る

訪問時、一番線には「津山夜桜列車」という臨時列車が停車しており、ホームは撮影会状態となっていました。

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久世駅

中国勝山16:07発普通津山行き1862D(キハ40-2133)で久世へ。平成17年3月31日の合併で真庭市となった真庭郡久世町の玄関口で、真庭市役所の最寄り駅です。大柄な木造駅舎は大正13年5月開業時のもので、前年の関東大震災を受けて耐火を意識したモルタル塗りとなりました。簡易委託の窓口が設置されていますが、訪問時は営業時間終了後で片付け作業中でした。

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富原駅

久世16:39発普通津山行き865D(キハ120-343)で富原へ。美作国真庭市)と備中国新見市)との境界近くの山間にある駅で、駅前を県道32号新見勝山線が通っています。平成6年6月改築の駅舎はコミュニティ施設との合築で、待合室部分は天井が高く立派です。屋根の上には風見鶏が乗っており、無国籍風のデザインです。

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津山の夜桜

日が長くなってきたのでやろうと思えばもう一駅くらい巡れそうですが、17:27発津山行き864D(キハ120-359)で宿泊地の津山へ。駅近くの「鉄板食堂 わーてんたっく」で牛そずり丼を頂き、話好きの女将さんと楽しい時間を過ごしました。食後は津山の夜桜を見物してからホテルへと向かいました。