まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

6/19 梅雨晴れの肥薩線・指宿枕崎線駅巡り

6/19~6/23の5日間、鹿児島・宮崎の駅を巡りました

JAL2401便

宝塚を5:25発宝塚線普通(9579)で出発し、蛍池から20分ほど歩いて伊丹空港へ。7:05発JAL2401便に搭乗し、鹿児島空港に到着したのは定刻より10分早い8:09でした。飛行機を使えば鹿児島ってこんなに近いのかとただただ驚くばかりです。

表木山駅への道

鹿児島空港からは45分くらい歩いて肥薩線表木山駅へ向かいます。滑走路の下を潜って空港の裏側に出、茶畑の中を突っ切ると、鬱蒼とした森の中の小道に変わりました。木のおかげで日陰があるのはありがたいですが、藪蚊がしつこくまとわりついてくるのには辟易しました。

表木山駅

9:07 表木山駅着。小集落の中にある相対式ホームの無人駅で、駅舎は南九州標準仕様の簡素なもの。平成28年度の一日平均乗車人員は0.7人と秘境駅一歩手前のような数値です。

表木山駅

大正5年9月11日に鹿児島本線の表木山信号所として開業。大正9年10月11日に駅に昇格し、昭和2年10月17日に川内周りの新線が全通すると肥薩線の駅となりました。元は九州の大動脈・鹿児島本線の駅だっただけあって、ホームも長く立派です。

嘉例川駅

表木山9:19発吉松行き5222D(キハ47-8125+キハ47-9042)で嘉例川へ。明治36年1月13日開業時に建てられた築120年の木造駅舎が残る駅で、鹿児島空港に至近の立地もあってか半ば観光地化されています。いい駅舎なのですが、晴れすぎて微妙な写り方になってしまったので、駅巡りの時には程々に曇ってくれた方がありがたいですね。

鹿児島駅

嘉例川9:44発隼人行き5225D(キハ140-2127)と隼人10:08発普通鹿児島中央行き6939M(クモハ817-515)を乗り継いで鹿児島へ。3月にも訪問していますが、いずれも早朝と日没後なので、明るい時間に降りるのはこれが初めてです。

鹿児島中央駅

鹿児島11:11発普通鹿児島中央行き6941M(クモハ817-2)で鹿児島中央へ。駅弁を買ってから指宿枕崎線に乗り換えます。

谷山駅

鹿児島中央11:35発普通喜入行き335D(キハ200-565)で谷山へ。鹿児島市南部の中心駅で、平成28年3月26日に高架化されています。昭和5年12月7日に指宿線の駅として開業。当時の所在地は鹿児島郡谷山町で、昭和32年10月1日に単独市制施行して谷山市となるも、昭和42年4月29日に鹿児島市と合併しました。元が独立していた市の玄関口だけあって利用者も多く、みどりの窓口も設置されています。

宇宿駅

谷山12:05発普通鹿児島中央行き1336D(キハ200-1501)で宇宿(うすき)へ。昭和61年11月1日に開業した駅で、ホーム上に簡素な駅舎があります。平成18年3月18日に一度有人化されましたが、令和2年5月30日に無人駅に戻りました。

名駅

宇宿12:14発普通枕崎行き1337D(キハ47-9098+キハ47-8070)で中名(なかみょう)へ。島式ホームの交換可能駅で、駅舎は昭和58年3月8日の無人化以降に改築されたもの。昭和9年5月20日開業、駅名は明治22年町村制で給黎郡喜入村が成立するまで存在した給黎郡中名村に由来します。中名地区の海上には日本国内の石油使用量二週間分を備蓄できるENEOS喜入基地があり、日本のエネルギーを支えています。

瀬々串駅

中名12:52発普通鹿児島中央行き1338D(キハ47-8077+)で瀬々串へ。海が近い立地の相対式ホームの交換可能駅で、ホーム間は跨線橋で結ばれています。かつては木造駅舎がありましたが、平成20年3月に簡素な駅舎に改築されました。駅名は明治22年町村制で給黎郡喜入村が成立するまで存在した給黎郡瀬々串村に由来します。

喜入駅

瀬々串13:14発普通喜入行き337D(キハ200-501)で喜入へ。平成16年11月1日に鹿児島市編入された旧:揖宿郡喜入町の玄関口で、普通列車の約半数が折り返す運行拠点駅ですが、無人化されています。SUGOCA利用可能エリアは当駅までで、当駅以南では運賃は車内収受となります。駅舎は昭和9年5月20日開業時のもので、昭和61年8月31日の改装で、水車をイメージした飾り屋根が付きました。

生見駅

喜入13:49発普通指宿行き1339D(キハ200-556)で生見(ぬくみ)へ。島式ホームの交換可能駅で、駅舎は平成27年9月に簡素なものに改築されました。駅名は明治22年町村制で給黎郡喜入村が成立するまで存在した給黎郡生見村に由来します。

前之浜駅

生見14:45発普通鹿児島中央行き1342D(キハ200-1556)で前之浜へ。カーブした相対式ホームの交換可能駅で、ホーム上に丸みを帯びたデザインの簡易駅舎(昭和59年12月改築)があります。この駅も海の近い立地で、跨線橋からは海の向こうの桜島も望むことができます。

指宿駅

前之浜15:00発普通山川行き1341D(キハ200-560)で指宿へ。砂蒸し風呂で有名な指宿市の代表駅ですが、みどりの窓口の営業は終了し、早くも閑散としていました。事前に営業時間を調べなかった自分も悪いのですが、このままだと九州旅名人フリーきっぷを買えないので、予定を変更して谷山まで戻ることに。

谷山駅

指宿15:53発普通鹿児島中央行き1344D(キハ200-1560)で谷山へ。みどりの券売機で切符を購入し、ついでに駅前のスーパーで食料調達も済ませました。

枕崎駅

谷山17:27発普通鹿児島中央行き1349D(キハ200-501)と指宿18:35発普通枕崎行き5327D(キハ47-9049+キハ47-8120)を乗り継いで枕崎へ。学生たちは途中で降りてしまい、終点の枕崎に着く頃には車内は貸切状態でした。この日は枕崎ステーションホテルに宿泊。翌日は指宿枕崎線の末端区間を巡っていきます。