6/24 東武日光線下小代・明神へ
下今市13:41発普通新栃木行き916(6152)で下今市を後にし、下小代へ
駅前広場を挟んだ向かい側に昭和4年7月開業時に建てられた旧駅舎が移設保存されています。新駅舎への改築時に解体される予定でしたが、地元の方々による保存運動の結果保存されることになりました。現役末期の写真を見ると正面の庇が失われていますが、保存にあたって復元され開業当時の姿を取り戻しています
駅舎内はとても築90年近いとは思えないほど美しく保たれていました。おそらく地元の人が頻繁に掃除をしているのでしょう。駅舎が愛されているということが伝わってきます
かつてのホーム側
コンクリートのたたきが真新しいのが少し不自然ですが、やがて時を経て馴染んでいくのでしょう
現役を退いているからこそ昭和初期の雰囲気をそのまま留めることができたのでしょうが、駅本来の使い方をされていないのは残念に思います。時々イベントなどで使われるそうですが、昭和のローカル駅が登場するドラマや映画のロケなどにも使えそうに思います
駅の東口には駅舎はなく、ただ跨線橋が入口としての役目を果たしているだけです
こちらにはICリーダーや乗車駅証明書発行機はありません
東口から少し歩いた踏切脇にきっぷ発売所があります
一見普通の民家で、中で老夫婦が乗車券を売っています
下小代14:21発普通新藤原行き103(6255)で明神へ
鬱蒼と茂った杉並木の切れ間にあるような駅です
駅舎はあまりにもシンプルなデザインの四角いものです
駅舎の前には廃商店が建っています
かつてはここで下小代同様に切符を売っていましたが、平成23年に閉店したため簡易委託は終了となりました
駅前にはこんなものも
田舎でよく見かけるキリスト教の看板ですが、経年劣化で剥がれてしまったようです
駅前には石碑もありましたが、古びていて何が書いてあるのかわかりません
せめて説明板でも立ててくれればいいのですが
明神14:47発普通新栃木行き918(6172)で帰途に就きます