まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

10/25 JR東日本パスで東北新幹線駅めぐり

鉄道開業150周年を記念して発売された「JR東日本パス」を活用し、10/25~27の3日間、JR東日本の新幹線の駅を中心に巡りました。

東京駅 東北・上越新幹線ホーム

ヨドバシ梅田タワー前バスターミナルを前夜21時に出発したさくら高速バスKR132R便が鍛冶橋駐車場に到着したのは早朝5:41。東京駅まで歩き、切符を発券して新幹線ホームから旅を始めます。6:04発やまびこ51号盛岡行き51B(E525-431)の自由席で仙台まで行き、8:05発はやぶさ1号新函館北斗行き3001B(E525-140)に乗り換えました。

二戸駅

9:10着の二戸で下車。一時間近くも立席乗車していたのでホームに降りて解放されたという気分になりました。平成14年12月1日、八戸までの延伸に際して開業した二戸は、岩手県内陸北部の中心都市・二戸市の代表駅で、隣接してIGRいわて銀河鉄道の駅があります。地上駅で駅舎は橋上駅舎。駅前からは内陸の一戸・金田一温泉葛巻・軽米・伊保内だけでなく太平洋側の久慈へ向かうバスも出ており、広く岩手県北の玄関口として機能しているようです。ただし、福岡城の城下町だった二戸市中心市街・福岡からは少し離れているため、駅前だけ見るとあまり大きな街といった感じはしません。

七戸十和田駅

二戸10:13発はやぶさ5号新青森行き3005E(E526-415)で七戸十和田へ。平成22年12月4日、新青森までの延伸に際して開業した駅で上北郡七戸町唯一の駅です。開業前の仮称は「七戸」でしたが、十和田湖への玄関口としてこの駅名になりました。七戸町にはかつて南部縦貫鉄道というローカル私鉄が通っており、交差地点に駅を設けて接続する計画もありましたが、南部縦貫鉄道は新幹線の開業まで持ちこたえることができず、平成9年に休止、平成14年に廃止されています。橋上駅舎は大きさの異なる3つの箱を組み合わせたデザインで、中央の箱が八甲田連峰を、新青森側の箱(左)が町の未来、八戸側の箱(左)が奥州街道の松並木を表しており、曲線は八甲田の山並みと南部馬の背をモチーフとしているそうです。

いわて沼宮内駅 改札

七戸十和田10:54発はやぶさ18号東京行き3018B(E523-34)でいわて沼宮内へ。八戸までの延伸に際して開業した駅で、IGRいわて銀河鉄道の駅が隣接しています。岩手郡岩手町の中心近くにあるため、駅前は二戸よりも街のように見えますが、昨年度の一日平均乗車人員は38人とJR東日本の新幹線駅では最も少ないため、停車本数は多くありません。

八戸駅 ホーム

いわて沼宮内11:38発はやぶさ11号新青森行き3011B(E526-405)で八戸へ。平成14年12月1日、盛岡から延伸してきた東北新幹線の終点として開業した駅で、平成22年12月4日の新青森延伸で途中駅となりました。青森県第二の都市かつ南部地方の最大都市である八戸市の玄関口で、青い森鉄道および八戸線の駅が隣接しています。2面4線の地上駅で、駅舎は橋上にあります。

盛岡駅 ホーム

八戸12:16発はやぶさ12号東京行き3012B(E523-17)で盛岡へ。以前に訪問済みですが、ホームを中心に撮っていない部分が結構あったので乗り換え待ちの時間で撮影。岩手県県都盛岡市の玄関口かつ秋田新幹線の分岐駅で、全ての列車が停車するため、仙台以北の東北新幹線では最も重要な駅と言っていいでしょう。昭和57年6月23日、東北新幹線の大宮~盛岡間が開業して以来、先述の八戸延伸まで長らくの間、東北新幹線の終点として機能し続けました。発車メロディーは令和元年11月1日より、小田和正さんの「ダイジョウブ」が使用されています。当初は2年間の期間限定となる予定でしたが、好評だったため継続使用となりました。

新花巻駅

盛岡13:08発やまびこ62号東京行き62B(E523-20)で新花巻へ。花巻市街から見て北東の田園地帯にある駅で、地元負担による請願駅として昭和60年3月14日に開業しました。釜石線との交差地点に設置されており、開業にあたっては500m西方にあった矢沢駅が廃止されています。駅前には広大な駐車場があるものの、市街地からは離れているため、建物は観光客向けのレストランとレンタカー営業所くらいしかありません。

山猫軒 カツ丼セット

ちょうど昼時だったので、駅前にある山猫軒の白金豚カツ丼セットで昼食。なかなかボリュームがあって美味しかったです。新幹線駅の開業時からあるのでしょう、昭和の観光地らしいちょっと懐かしい雰囲気のレストランでした。

北上駅 ホーム

新花巻14:20発やまびこ46号東京行き46B(E523-2)で北上へ。北上市の代表駅で、東北本線北上線の駅が隣接しています。改札口は東西2か所で、新幹線側が東口、元からある在来線側が西口です。新幹線ホームから西口へは乗換改札口を通って在来線構内に入り、地下通路を通っての連絡となります。

玉乃湯

西口から出て、北上市街を散策。昭和29年の北上市成立までは和賀郡黒沢尻町だったところで、鉄道開業以前から北上川の舟運で栄えた歴史ある街だけあって古い建物も随所に残っています。写真の玉乃湯は平成23年に廃業した銭湯で、建物自体は戦前のものでしょう。この他にも戦前の旅館や戦後の商店長屋など気になる建物がたくさんありました。

水沢江刺駅

北上15:30発やまびこ66号東京行き66B(E523-23)で水沢江刺へ。地元負担の請願駅として新花巻と同日、昭和60年3月14日に開業した駅です。開業前の仮称は駅所在地の水沢市に由来する「新水沢」でしたが、隣接する江刺市からの要望によって両市の市名を並べた駅名となりました。留守氏水沢城1万6千石の城下町として栄えた水沢市街は北上川対岸で西に約4㎞、市制を敷きながらも鉄道の駅がなかった江刺市街(岩谷堂)は北に約5㎞のところにあります。水沢市江刺市は駅名を巡って対立したものの、平成18年には胆沢郡前沢町胆沢町・衣川村を巻き込んで合併、岩手県第二の都市・奥州市が成立しています。駅前に建つ銅像は水沢出身の政治家で、満鉄総裁や東京市長を務めた後藤新平。日本ボーイスカウト連盟初代総長であることから、少年を温かく見守るような像となっています。駅の発車メロディーは旧・江刺郡梁川村(のちの江刺市)出身のシンガーソングライター・大瀧詠一さんの代表曲「君は天然色」で、地元の要望により令和2年10月1日より使用されています。駅構内の南岩手交流プラザには大瀧さんだけでなく、水沢出身で近年の活躍めざましい大谷翔平選手についての展示もあり、各時代の有名人によって彩られた駅という印象を受けました。

一ノ関駅

水沢江刺16:38発はやぶさ110号東京行き4110B(E525-43)で一ノ関へ。岩手県南部の中心都市で田村氏一関藩3万石の城下町として栄えた一関市の代表駅です。新幹線側が東口、在来線側が西口で、新幹線ホームから西口へは在来線乗換改札を通って跨線橋を渡っての連絡となります。中心市街が広がる西口駅前とは対照的に東口駅前には工場などがあるだけで、訪問した夕方には寂しげな雰囲気でした。

日本基督教団一関教会

もう日も暮れかけていますが、西口から一関市街へ。日本基督教団一関教会は昭和4年に当時の宮古教会牧師・羽生義三郎の設計で建てられたもので、平成19年に国の登録有形文化財となっています。

C58 103

一関図書館にはC58 103が屋根付きの良好な状態で保存されています。昭和13年12月27日、大阪の汽車会社で製造されたもので、会津若松に新製配置。宮古、一ノ関、盛岡などに転じたのち、昭和47年5月2日に八戸で廃車となりました。一ノ関には昭和25年7月から18年間在籍し、大船渡線などで活躍。国鉄創業100年を記念して昭和47年8月5日より当地に保存されることになりました。活躍33年に対し、保存されてからはちょうど50年、すっかりここでの暮らしの方が長いわけですが、美しく保たれており、大切にされているようです。

くりこま高原駅

一ノ関17:48発はやぶさ112号4112B(E523-36)でくりこま高原へ。地元負担の請願駅として平成2年3月10日に開業した駅で、開業時の所在地は栗原郡紫波姫町志波姫町は平成17年4月の合併で栗原市となっています。開業前の仮称は栗原郡と隣接する登米郡に由来する「栗原登米」でしたが、JR東日本は地元自治体から出された案を無視して「くりこま高原」と命名。地元では特定の自治体(栗駒町)を連想させるとの反発もあったそうで、合併で栗原市が成立した今となっては市の玄関口として「栗原駅」にした方がいいのではないかという気がします。なにより平野部にあって標高20mなのに駅名に「高原」を入れるのはいかがなものでしょうか。

古川駅

くりこま高原18:47発やまびこ68号東京行き68B(E523-31)で古川へ。宮城県北部・大崎地方の中心都市・大崎市の代表駅で、陸羽東線との交差地点に設けられた乗換駅です。陸羽東線の駅は「陸前古川」を名乗っていたものの、新幹線開業を前に交差地点に移転し、市名に合わせて「古川」に改称されました。古川市は平成18年の合併で大崎市となっています。

福島駅新幹線口

古川19:45発やまびこ70号東京行き70B(E523-21)で福島へ。福島県県都福島市の代表駅で、山形新幹線の分岐駅ですが、再速達のはやぶさは停車しません。発車メロディー福島市出身の作曲家・古関裕而が作曲した「栄冠は君に輝く」が古関の生誕百年を記念して平成21年4月11日より使用されています。

E2系 200系カラー

福島20:57発やまびこ157号仙台行き157B(E223-1016)は、前を走るはやぶさ・こまち143号が郡山~福島間で小動物と衝突し車両点検を行った影響で19分遅れで福島駅に入線。この日は200系カラーの編成が充当されていました。終点仙台には18分遅れで到着。幸いなことに撮影する機会にも恵まれました。

仙台駅

さて、東北新幹線の最重要駅とも言うべき仙台駅は言わずと知れた東北最大の都市・仙台市の玄関口。駅舎は新幹線開業に先がけて昭和52年12月15日より使用開始された6代目で、昭和57年6月23日の新幹線開業を以て完成しました。4階建てで1階(地上)に在来線ホーム、2階に在来線改札、3階に新幹線改札、4階に新幹線ホームがあり、新幹線改札は単独のものと乗換改札が中央と南にそれぞれ2か所、計4ヵ所も設置されています。この日は仙台の快活クラブに宿泊、二日目も引き続き新幹線の駅を巡っていきます。