
札幌から乗った夜行バス「はまなす号」は早朝5時55分、まだ暗い稚内駅前に到着

駅舎は新しく綺麗ですが、列車の本数が少ない上に冬の早朝ということもあって寂しい感じです
3月のダイヤ改正で廃止されることが決定している列車です
乗車率は低く乗客は私を含めても4人。私以外の他の3人も旅行者のようでした。この状況では廃止対象となるのも納得できます
豊富から大学生と思われる集団が乗ってきて、一気に賑やかになりましたが、幌延で旅行者の大半が降りて急に寂しくなりました


待合室の中には駅ノートがあったので記入しましたが、待合室の中とは言えども冷え込みが厳しく、文字を書く手も震えが止まりません
次にこの駅に停まる列車は14:45まで無い上に、隣の問寒別駅までは2.7kmと比較的近いので歩いて行くことにします

車通りも少ないので結構歩きやすい道です
途中に山越えがありますが、それほどアップダウンが激しいわけでもないのであっさりと越えることができます
山を越えて降りて行く途中に神社のようなものを見かけました

川を渡り北大の天塩研究林を横目に見ながら進むと問寒別の集落に入ります


8時38分に到着、糠南駅から歩いて40分でした
駅舎は国鉄末期に改築された貨車駅舎で、街の大きさの割に寂しい駅です

壁には有人駅時代の写真や町の歴史を説明した紙芝居、地元が取り上げられた新聞記事などが貼られており、それを見ていればそれなりに時間を潰すことができ、退屈しません



徳満を目指します

せっかくの機会なので駅舎を撮影
大正時代からの古い木造駅舎で、余計な改修の手が入っていないので風格があります
定刻なら10:14発なので12分遅れて発車したことになります

平成12年改築のプレハブ駅舎。まるで工事現場に置いてある休憩室のようで素気ないですが、室内は地元の方によって装飾されており、なかなか愛されている駅だと感じました
駅前の国道は交通量が多いですが、行きかう車は駅の存在なんて知らないとでも言うかのように物凄い速さでびゅんびゅん飛ばして行きます
