まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

12/22 減便直前 宗谷本線駅めぐり その1(稚内・糠南・問寒別・雄信内・徳満)

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札幌から乗った夜行バス「はまなす号」は早朝5時55分、まだ暗い稚内駅前に到着

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日本最北の駅、稚内
駅舎は新しく綺麗ですが、列車の本数が少ない上に冬の早朝ということもあって寂しい感じです
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稚内6:04発普通名寄行き4326D(キハ54-510)に乗車
稚内から音威子府・名寄方面への始発列車で、この列車の次に稚内から名寄方面へ向かう普通列車は10:52発までありません
3月のダイヤ改正で廃止されることが決定している列車です
乗車率は低く乗客は私を含めても4人。私以外の他の3人も旅行者のようでした。この状況では廃止対象となるのも納得できます
 
1駅目の南稚内から旅行者1名と地元の老人1名が乗車。老人は勇知で降りて行きました。秘境駅の一つである下沼で旅行者1名が下車
豊富から大学生と思われる集団が乗ってきて、一気に賑やかになりましたが、幌延で旅行者の大半が降りて急に寂しくなりました
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7:29着の糠南で下車
秘境駅としてよく知られている駅で、JR北海道が利用者の少ない無人駅を廃止していく方針を打ち出している現在、今後が注目されています
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ホームは板張りの短い簡素なもので、ホームの上に乗っている物置のようなものが待合室です
待合室の中には駅ノートがあったので記入しましたが、待合室の中とは言えども冷え込みが厳しく、文字を書く手も震えが止まりません
 
次にこの駅に停まる列車は14:45まで無い上に、隣の問寒別駅までは2.7kmと比較的近いので歩いて行くことにします
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周辺は一面の原野で車通りもあまりなさそうですが、道はちゃんと除雪されています
車通りも少ないので結構歩きやすい道です
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途中に山越えがありますが、それほどアップダウンが激しいわけでもないのであっさりと越えることができます
山を越えて降りて行く途中に神社のようなものを見かけました
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山を越えると再び平坦な道になって問寒別川を渡ります
川を渡り北大の天塩研究林を横目に見ながら進むと問寒別の集落に入ります
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問寒別は小中学校や郵便局、商店もある割と大きな町で、町の中心付近の交差点には信号機もある辺り、交通量も多そうです
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問寒別の集落を行きすぎて町外れまで来て右に曲がると問寒別駅
8時38分に到着、糠南駅から歩いて40分でした
駅舎は国鉄末期に改築された貨車駅舎で、街の大きさの割に寂しい駅です
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駅舎内は地元の人によって清掃されているようでゴミ一つ落ちておらず気持ちがいいです
壁には有人駅時代の写真や町の歴史を説明した紙芝居、地元が取り上げられた新聞記事などが貼られており、それを見ていればそれなりに時間を潰すことができ、退屈しません
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駅近くにA・コープがあったので9時30分の開店を待って行き、ウエハースサンドを買って朝食としました
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次の列車まで1時間28分と結構時間があり、駅を隅から隅まで観察することができました
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問寒別10:06発普通稚内行き4327D(キハ54-511)に乗車
徳満を目指します
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途中の雄信内で時刻表にはない10分間の停車
せっかくの機会なので駅舎を撮影
大正時代からの古い木造駅舎で、余計な改修の手が入っていないので風格があります
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稚内方からやってきたラッセル車と離合し、10:26雄信内発
定刻なら10:14発なので12分遅れて発車したことになります
この遅れをどう取り戻すのだろうかと思いましたが、結局幌延での16分間の停車時間を短縮し、幌延から先は定刻通りの運転となりました
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11:07着の徳満で下車
平成12年改築のプレハブ駅舎。まるで工事現場に置いてある休憩室のようで素気ないですが、室内は地元の方によって装飾されており、なかなか愛されている駅だと感じました
駅前の国道は交通量が多いですが、行きかう車は駅の存在なんて知らないとでも言うかのように物凄い速さでびゅんびゅん飛ばして行きます
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徳満11:34発普通名寄行き4330D(キハ54-501)で筬島を目指します