この日は18きっぷで岡山へ
姫路からは7:05発普通三原行き1305M(クハ115-1207)に乗車し、相生へ
この日はD-17+D-04の編成でした
降り立った相生駅は霧の中
駅舎は平成12年改築の橋上駅舎
和風のデザインで、いかにも観光地の玄関口といった風情
9:38着の西片上で下車
駅舎の前には葉桜が咲いています
3月下旬ですが、温暖な気候なのでもう葉桜になっています
次の列車まで一時間ほど、片上の町を散策します
延元元年(1336)創建の「宇佐八幡宮」
片上の町を見下ろす高台にありますが、木が繁っているので上から町を見下ろすことはできません
備前市役所
昭和34年に備前町役場として建てられたもので、高さの違う複数の建物に分かれていることから増築を繰り返したのが見て取れます
耐震性が低いことから建て替え計画があり、新庁舎は来年10月に完成予定だそうです
焼き物で知られる市らしく、市役所の前には備前焼のオブジェが
市役所から国道250線を西へ歩き、片上駅跡へ
平成3年に廃止された同和鉱業片上鉄道の始発駅で、柵原鉱山で産出された鉱石を片上港から積み出していました
市内随一の商業地になって、現役末期より賑わっているのではと思わなくもありません
駅跡から見て西北にある巨大廃墟「アルファビゼン」
昭和59年に開業した大型商業施設で、核テナントであった天満屋が集客力低下を理由に平成14年に撤退したものの、解体に5億円以上かかることが問題となって結局放置されています。市役所が老朽化していることからここに移転させて建物を再利用するという話もあったようですが結局立ち消えになったようで、津波避難所という名目で残されています。なんとも勿体ない話で
その近くで見つけた元旅館らしき古い3階建て木造建築
古くから栄えていて空襲にあっていない町を歩くとすぐにこの手の古い建物に出会えるので町歩きはやめられません
列車の時間が近づいてきたので西片上駅に戻って町を見下ろします
低い建物が多い中で、高層のアルファビゼンはよく目立ちます
片上で一番高い建物だそうで、津波避難ビルになったのも頷けますが、それにしか使わないのではあまりにももったいない気がするのですが
次の列車で大多羅へ向かいます