9/15 初秋の信州・越後遠征 七日目 飯山線駅めぐり その2
足滝で迎えた七日目の朝は日の出前の5時直前に起床
4:59に待合室の明かりが点きました
5時を過ぎると途端に空が白みはじめ、5時20分にはすっかり明るくなっていました
明るくなってみるとこの駅はこんなにも鬱蒼とした森に囲まれていたのかということがわかります
運転士だけを乗せて森宮野原からやってきた一番列車の5:42発普通長岡行き1123D(キハ110-225)で越後鹿渡へ
平成14年に改築された簡易駅舎は落ち着いた感じの和風デザイン
ホーム上屋は古いものが残されています
この日もあいにくの雨で、駅の外からはカエルの鳴き声が聞こえてきます
駅舎正面の手すりの上にいたアマガエルを撮ろうとしましたがカメラを近づけるとそっぽを向いてしまいなかなか近くで撮れませんでした
越後鹿渡6:41発普通長野行き126D(キハ112-210+キハ111-210)で越後田中へ
平成10年改築の簡易駅舎は正直言って地味な印象を受けます
駅舎から外に出ようとすると見慣れぬ白いものが積もっていました。何だろうと思ってよく見てみると大量のカゲロウの死骸でした
踏むのもあまり気持ちのいいもんでもないのでホームから周って外に出ました
越後田沢7:11発普通越後川口行き123D(キハ110-231+キハ110-232)で越後田沢へ
駅前のデイリーヤマザキで食料を調達しました
平成12年改築の簡易駅舎の隣には列車のイラストが施されたかわいらしい倉庫があります。駅前の商工会議所では何やらイベントの準備をしているようでした
この後は昼までしばらく列車の来ない時間帯になるので、8:35発普通戸狩野沢温泉行き164D(キハ110-225)で県境を越えて一気に長野県側へと戻り、戸狩野沢温泉で9:50発普通長野行き130D(キハ112-212+キハ111-212)に乗り換え
10:26着の立ヶ花で下車
駅のそばの高いところを交通量の多い道路が通っているのであまり静かな駅とは言えません
停車時間を利用して駅舎を撮影
平成5年に改築された背の高い駅舎は外壁塗装工事のため覆われていました
森宮野原では17分間停車し、長野行き136D(キハ110-232+キハ110-231)と交換
2両しかいないリバイバル塗装車が並びました
今時ここまで長時間停車が多い列車もなかなかないのではないでしょうか
終点越後川口の一つ手前の内ヶ巻で下車
平成9年改築の簡易駅舎は越後田中と同じデザインです
駅周辺は人家も少なく寂しい雰囲気です
内ヶ巻14:20発普通十日町行き188D(キハ110-233)で魚沼中条へ
ここも越後田中や内ヶ巻と同一デザインの駅舎です
駅前に置かれている二つの岩石は大地の芸術祭の展示作品で、自分の滞在中にもこれを見に多くの観光客が車でやってきました
外壁が補修されてはいますが、華美な装飾もない堅実な雰囲気が北国の駅舎らしいと思います
かつては2面3線の交換可能駅でしたが、現在使用されているのは1面1線だけで、使われなくなったホームが苔むして遺跡のような姿を見せています
駅前には大地の芸術祭の作品「下条茅葺きの塔」が展示されています
ここの駅舎も魚沼中条などと同一デザインです
元々あまり大きな駅舎ではないのですが、高さ11mの下条茅葺きの塔と比べるとその小ささが際立ちます
駅舎は昭和44年に改築された2階建てのもので、地方の町役場のような見た目をしています