まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/10 廃止直前のヤナバスキー場前駅を見に信州へ

この日は3月ダイヤ改正で廃止されると発表のあった大糸線ヤナバスキー場前駅を一目見に信州へと向かいました
 
高田馬場を始発の4:38発山手線内回り350G(クハE234-3)で出発し、新宿4:58発各駅停車高尾行き419T(クハE232-13)、高尾6:01発大月行き1451T(クハE232-501)と乗り継いでまずは藤野で下車
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相模原市に合併された旧津久井郡藤野町の駅で、駅前より一段高いところにある駅舎は平成24年8月に改築されたものです
この辺の駅も甲州・信州へと向かう途中に降りてきたので未訪問のまま残るのは上野原と猿橋、大月のみとなりました
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藤野6:28発普通松本行き427M(クハ210-5)で松本へ
3時間近く同じ列車に揺られていきますが、盆地を取り巻く美しい山々が雪化粧した姿を車窓に見ながら行くのでそれほど退屈しません
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松本で9:54発普通信濃大町行き4229M(クハ210-3035)に乗り換え、5駅目の梓橋で下車
合併で安曇野市となった旧南安曇郡豊科町の駅で、駅舎は平成27年11月に改築されたものです。駅舎は小さいものの簡易委託駅で、窓口が設置されています
元々島式だったホームは地下道で駅舎と結ばれていますが、バリアフリー化の観点から見れば駅舎からスロープでアプローチできるようにした方がよいと思われます
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梓橋10:25発普通松本行き3230M(クモハ211-3045)で北松本へ
松本市中心部の外れに位置する駅で、平成12年4月に橋上化されました
松本城へは松本駅からより当駅からの方が近いです
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ホームは1面2線の島式で、その隣を篠ノ井線が並走しているため時折特急しなのなどが通過していく姿を見ることができます
本線と支線が並走していて、支線側にのみ駅があるという例はそんなに珍しくありませんが、支線側の方が駅部分のみとはいえ線路の本数が多いというのは全国でもここだけでしょう
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北松本11:22発普通南小谷行き4327M(クハE126-111)で簗場
昨年9月以来の訪問ですが、前回は夜だったので周囲の様子が全く分かりませんでした。松本あたりでは全くなかった雪も一駅手前の海ノ口を過ぎた途端車窓に現れるようになりました
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駅舎は平成16年4月改築のログハウス風簡易駅舎です
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駅前を一直線に進んだところに鹿島槍スキー場があり、寂しい無人駅とは対照的に多くの人で賑わっているようでした
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凍り付いた中綱湖を見ながら隣のヤナバスキー場前まで約1.6kmを歩き始めました
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10分ほど歩くと青木湖の畔に出ました
中綱湖と比べると大きいためか氷は張っていません
青というよりは黒に近い水面は寒々しい雰囲気です
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簗場から30分と掛からずにヤナバスキー場前に到着
昭和60年12月に開業した臨時駅で、その名の通りヤナバスキー場に直結しており、毎年冬季のみ営業していました
スキー場が営業を休止した平成28年度以降、列車は一本も停車していません
しかしながら青木湖の湖畔に位置し、駅前に小さいながらも集落が形成されているので通年営業の「青木湖駅」として開業していればまた違う道もあったのかもしれません
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ホームの信濃大町寄りに直結する形で建てられた駅舎はプレハブのような簡素なもので、入口に扉のない構造のためか風雪に晒されて朽ちかけていました
これでも営業当時は駅員が配置され、乗車券の販売が行われていたとのことです
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大糸線より一段高い所を走る国道から見た駅と青木湖
廃止直前ということもあって同業者の姿が多く見受けられました
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時間があったのでヤナバスキー場へ
前述のとおり平成28年から営業を休止しており、整備されていないデコボコとした雪原が広がっていました
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最後は通過する特急あずさ26号を撮影してから撤収しました
消えゆく駅と去り行く車両の組み合わせにはやはり多くの人がカメラを向けていました
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20分かけて簗場へと戻りましたが次の上り列車まで40分以上あるので15:27発普通南小谷行き5335M(クハE126-110)で南神城へと寄り道
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この駅も9月に訪問済みです。雪の多い時期なら雰囲気もかなり異なるのではないかと期待してきましたが、北海道の駅のようにホームや駅前にまで雪が積み上げられているわけではなかったので少々期待外れでした
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南神城16:00発普通信濃大町行き5342M(クモハE127-111)で信濃大町
大町市の代表駅にして立山黒部アルペンルートの長野側の玄関口です
駅舎は昭和25年1月改築のものを平成22年10月に大規模リニューアルしたもので、個人的には素晴らしいデザインだと思います
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信濃大町16:33発普通松本行き3240M(クモハ211-3024)で島内へ
松本市音楽文化ホールの最寄り駅で、それにちなんで平成25年10月に改築された駅舎のあちこちに音符がデザインされています
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島内18:06発普通富士見行き1542M(クモハ211-3035)ですずらんの里へ
昭和60年10月に開業した駅で、対向式ホームは築堤上にあります
周囲は一面の闇で、しとしとと降り続ける雨音しか聞こえません
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すずらんの里19:33発普通大月行き446M(クハ210-3016)で大月へ
大月からは21:30発普通東京行き2218M(クハE232-13)と新宿23:13発山手線外回り2205G(クハE230-543)とを乗り継いで高田馬場へと帰りました
 
この日の新規訪問駅は6駅(ヤナバスキー場前は徒歩での訪問なのでカウントせず)、総訪問駅数は2543に達しました